大学入学共通テスト国語の最終確認ポイント
大学入学共通テスト「国語」を解くための確認ポイントをお伝えします。
ボリューム把握
「国語」全体に目を通し、各設問のボリュームを把握する
論理国語、文学国語、古文、漢文の解答の順番は予め決めておくこと
設問条件の確認
設問条件の確認を怠らない
「適当なもの」「適当でないもの」「一つ」「二つ」
正答の根拠
正答の根拠を本文中に探すことに全力を尽くし、誤答の吟味に時間をかけない
迷ったら「選択肢内で見比べる」のではなく、必ず本文に戻って正答の根拠を拾い直すこと。
選択肢を見る前に、本文中から解答に必要な要素を見つける
※選択肢から選ばない!
[傍線部分析]
- 傍線部・空欄が含まれる一文全体を見る
- 「主語」「条件」「言い換え」を把握・補う
- 「指示語」が指し示しているものを見つけて置き換える
→設問の分析・解答
テーマの確認
サブタイトル・章タイトル・リード文から、本文テーマを確認し、読解に使う
例
2017年施行調査第2問
「近代空間システムと路地空間システム」=対比軸把握
「路地の形成とは記憶・持続である」=テーマ確認
第3問「捨てる」=テーマ確認
「情報処理の能力」を意識する
「複数資料の統合」の意識を!
- 図表・資料は、本文の具体例として考え、本文の内容と照応して解答に利用する。
- 詩は、エッセイをそれに対する評論として読解し、エッセイから内容を把握する。
- 資料ごとの「共通点」「相違点」を確認
- 「何の説明のためにその図表が用いられているのか」「自分がその図表から何を読み取らなければならないのか」確認する
情報の整理
自分の言葉で噛み砕いて理解するのではなく、情報をそのまま整理することを心がける
- 対比の整理
- 本文中の言葉の定義を確認しながら読み進める
- 言い換えの把握(指示語を使う!)
※分からなくなった時こそ、主語述語、指示語といった日本語の基礎的な読解に注力し、言い換えを把握しながら情報を整理していく。
会話文
会話文も、文字テキストとして読解する意識を持つ
指示語・接続関係に注意
そうなんだ、なるほどね、たしかに、それは違うんじゃないかな、などを流さない
各種ズレ
- 「因果関係のズレ」
- 「時系列のズレ」
- 「指示語の指示対象のズレ」
による誤答に注意する
「よって」「ために」「ので」「~に対して」など
締め
1問の配点が高いので、確実に正答の根拠を見つけていきましょう。
悩んだら、必ず!本文に戻ってください。
選択肢を比較し始めたら泥沼にハマります。
「書いてあるから正解」ではなく「設問の答えになっているか否か」という観点を忘れずに、解答を本文から導き出してください。
参考書確認テスト 東城