外出自粛中の通塾にはご注意を
数ある中から当ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、「コロナ自粛でも開室している塾は安全保証されているわけではない」という内容です。
とうとうの外出自粛要請でも、自習室だけ閉めて授業はやる、
振替休みも受け付けるという形で開室している個別指導塾は少なからずあります。
それはその塾が安全であることを意味しません。
経営者の中にはエアコンをガンガンつければ換気になると誤解なさっている方がおられます。
エアコンの室外機は換気はしません。
ファンはブンブン回りますが、それは熱交換のためです。
このことは一流大卒の塾経営者でも誤解されている方が実際におられます。
誤解したまま子供に(生徒に)同じように説明して安心させている塾長もいます。
子供だったらなおのこと室外機を見ると換気してるなーっと思いますよね。
電車のエアコンも同様に換気しません。
定期的にドアが開いて少しは換気になる電車でも慎むよう言われるのに、
塾が安全なんて言えるわけがありません。
一部の高価な多機能エアコンでは、換気用ホースを冷媒管に沿わせて外に通して、外気を取り入れられる機種もあります。熱交換によって生の外気を取り入れないよう配慮されていますが、換気能力は20㎥~30㎥/h程度がほとんどで、これはトイレの換気扇よりも換気量が小さいのです。
プラズマクラスターみたいな高性能の空気清浄機を導入しても撃退できません。
それで撃退できるくらいなら一斉休校せずにすみます。休校のために仕事を休まざるをえず悲鳴を上げる親御様が多いのですから、経済効果を考えたら税金投入してでも全教室に導入したはずです。
もし通塾生から感染者が出ても、塾で感染したという証拠はないので責任を持たずに済み、
ただその生徒に休んでもらうだけですみます。だから開室できるのです。
飛沫ウイルスは3時間は浮遊し続け、プラスチックやステンレス(金属)には2-3日残るといわれています。
個別指導塾では各机に代わる代わる生徒が座り、代わる代わる講師が座りずっと喋ります。
この中の一人でも「ウイルスをもっていたら」、確実に付着してしまいます。
注意なのは、「ウイルスをもっていたら」です。たとえその人がまだ感染していなくても、その人がどこかで手や服にウイルスを付着されて塾に入ってきたら、それだけでも貴方に感染しうるのです。
さらに塾にとっては、春こそが一番大事な時期です。
卒業でどっと減り、どれだけ新しい生徒を入れるかが一年の売上、
ひいては塾長の年収を決する超重要な時期です。
塾は独立系やフランチャイズ加盟店など経営は容易ではありません。
子供のためとはいいながらも利益も重要ですから、
最悪の事態に責任をもった運営とは限らないことに注意が要ります。
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